2022年9月12日 | 目黒ほろよい党

日本酒を勉強していくと、ひやおろしという言葉を耳にすることがあるかと思います。

なんとなく、ひやおろしと聞くと、冷やした日本酒みたいな雰囲気しますが、違います。

ひやおろしとは、冬に搾った酒を火入れ処理し、熟成を経て秋に出荷するものです。秋あがりというものもありますが、秋酒という大きな括りの中ではほぼ同じですね。

通常日本酒作りの中で、火入れという低温加熱殺菌の工程は、貯蔵する前と、出荷直前に1回ずつ、合計2回行います。

1回目の火入れでは、貯蔵前に安定して熟成させるために行う作業、2回目は容器に詰めて出荷する前に日本酒の中に残った酵素の働きを止めて、酒質を安定させるために行う工程です。

ひやおろしは、貯蔵前に一回火入れをして、夏の間に熟成させて出荷される日本酒ですね、。

一回火入れの秋まで熟成と覚えるとよいかと思います。

生酒のようなフレッシュな味わいが楽しめて、口当たりはまろやかなのが特徴的。

暑い夏をひんやりとした蔵で少し眠って熟成を深め、秋の到来とともに目覚める、穏やかで落ち着いた秋にふさわしいお酒となって皆さんのもとに届きます。

脂ののったサンマや秋の食材と合わせていち早く秋の到来を感じることができるひやおろし。

鳳凰美田ひやおろし山田錦純米吟醸

富久長秋櫻（コスモス）純米ひやおろし

こちらのひやおろしもお試しくださいね。

ということで今回はちょっといつもと違った日本酒紹介でした。

本日も18時からスタートです。

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